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yang02 : untitled 2

2013/07/30 UP

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2013年7月20日(土)から10月20日(日)の間、世界でも有数のキースヘリング作品所蔵数を誇る山梨北杜市の中村キースヘリング美術館にて、アーティストyang02を招聘した展覧会”yang02 : untitled 2″が開催されている。

本展覧会”yang02 : untitled 2″は、中村キースヘリング美術館の学芸員が多角的な解釈でキースヘリングを再考、作品をセレクトし、シリーズで企画するキュレーターズセレクションの第6回目の企画となる。

このキュレーターズセレクションには、OBEYの名でストリートアートにポスターを利用したプロパガンダ手法を持ち込み世界各地で圧倒的な支持を得るShepard Faireyや、木彫でB-BOYという概念をストイックに追及する小畑多丘など、ストリートアートから出発したキースヘリング自身とも共通性を見出せるアーティスト達が参加してきた。

そして、今回フィーチャーされるyang02は、今までに音としてのタギングを試みた作品”Sound Tag”や、GPSドローイングの手法を用い、グラフィティにおける身体性と言語を伴った都市での行為という側面をダイナミックに抽出した作品”The Invisible Bombing”等、ストリートアートの新たなる側面を炙り出す作品を残しているほか、人間の身体や主張を排除したドローイング装置”SENSELESS DRAWING BOT”などドローイングという行為そのものの再解釈を試みる作品を発表してきた。

キースヘリングは生前、デジタルテクノロジーの急激な発展にドローイング自体のあり方が変わる可能性が含まれる事実を予見し、「ぼくは線を描く(drawing)という触覚的な感覚がとても面白いと思っていたんだ。それはコンピューターで線を描くのとは全く違う。この(コンピューター上での)画像と、描くという行為の置換えは、『描く人(drawer)』が解決しなければならない新たな問題となるだろう。」というコメントを残している。

その言葉を残したアーティストを軸とする場所で、ドローイングという行為から身体性や個人の主張を排除した作品を展開するyang02が今回の展覧会の為に制作した作品は、ブラックライトで浮かび上がるマーカーを用いたドローイング装置で、yang02とキースヘリングの時空を超えたドローイングの共演が長さ約30mの壁面に展開されるというもの。

キースヘリングの生の鼓動を知る時代から数十年を経てデジタルテクノロジーは想像を絶するほどに進化したという事実を鑑みつつ、一見相反するこの両者のドローイングに対する思惑がどのように対峙し、咀嚼されるのか期待せずにはいられない。

また、本展覧会開催に際して、2012年ブルックリン美術館で開催された”Keith Haring:1978-1982″展でも話題となった、描くという行為に関する思索的なビデオ作品”Painting Myself into a Corner”(1979)も日本初上映されるため、ドローイングという行為について深く思索するには絶好の機会となる。

———Information——————————————————————————

中村キースヘリング美術館 キュレーターズ・セレクション006
“yang02 : untitled 2″

Artist : yang02
Place : 中村キースヘリング美術館
Address : 山梨県北杜市小淵沢町10249-7
Date : 2013年7月20日(土)〜10月20日(日)
Time : 10:00 – 17:00
Charge : (一般)1,000円 (大学生・シニア) 800円 (小中高生)600円
               ※上記料金は、いずれも消費税込みです。
               ※小学生未満のお子様のご観覧は無料です。
               ※シニアは65歳以上の方が対象です。(年齢を証明できるものが必要)

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